2023年、10年ぶりの再演となったウィキッド(WICKED)
初めての大阪公演で感激し、1度じゃ足りず4回観劇した私の、勝手な感想を記録させていただきます。
次のウィキッド公演があった時のための自分用の記録も兼ねています・・・笑
ウィキッドを知った経緯
初めてウィキッドを知ったのは、高校3年生の高校の文化祭で演劇部によるウィキッドの演劇を見たことからでした。
その当時は、「なんだこの感動する話は!」「歌が全部良すぎる」「エメラルドシティのシーンがすごくワクワクする」「なぜか惹かれるものがある・・・」
といった感じで、よくわからず無性に惹かれた記憶があります。
しかも、演劇部の公演も1度ではなく何回か見に行きました笑 当時のクラスメイトが演劇部にいて、そんなに仲が良かったわけではありませんでしたが、「本当に最高だったよ!」と熱烈な感想を言ってしまったくらい。
正直、演劇部の方の演技は覚えていないのですが(笑)、きっとウィキッドという世界観に魅了されたのでしょう。本当にその後からどハマりしてしまって、YouTubeで音源を探して聴きまくる毎日でした。
ウィキッドの劇団四季の公演にも行きたいと思ったものの、当時そう思った時にはすでに公演が終わってしまっておりました(2013年)。その時は、あぁなんて運が悪いんだろうと思ったものです。
舞台を見にいくには、ブロードウェイで海外までいかないといけないのかぁ、、今は流石に無理だな・・・それよりも受験勉強に専念しないと・・・とウィキッドとは距離を置いていくようになりました。
そうして、ウィキッドを頭の片隅に起きながらも劇団四季の演目ではなかなか出て来ず、(ライセンス料の関係でなかなか難しいのでしょうか)劇団四季自体は大好きなので、他の演目を観劇しに行くことで気持ちを落ち着かせていました。
そしてとうとう、2023年ウィキッドの東京公演が決まり、このチャンスは絶対逃せない。絶対に行かないとと思い、四季の会に入会。
しかし、東京公演は行けずでした。もうこうなったら、関東在住ですが大阪まで行ってやると思い、やっとついにウィキッドを見に行けることになりました。
劇団四季ウィキッド観劇の記録 〜キャストやその時の感想〜
2024/9/7 第1回目の劇団四季ウィキッド

この日は、初めての劇団四季ウィキッドの観劇。
エルファバは小林美沙希さん、グリンダは山本紗衣さん、フィエロはカイサータティクさんでした。
開演してまず、音楽が流れてゾワゾワと鳥肌が立つ感じが忘れられません。チスリー(猿)が出てきてその動きの再現度に感動したり、村人の方達の歌声が迫力があって演者のみなさんの作品に込める思いの強さを感じました。
ずっと聴き込んでいた歌を生で大迫力で聴けていること、何より10年前からずっと行きたかったウィキッドをこうして見にこれたことを実感し、始まった瞬間から涙が止まりませんでした・・(笑)
物語の内容は特に予習せず見に行きましたので(内容は忘れていた)、新鮮な気持ちで物語に引き込まれていきました。
そして、大好きなエメラルドシティのシーン。エメラルドの煌びやかな世界とワクワクした気持ち、エルファバの幸せそうな表情などが伝わってきて自分までワクワクしてしまいました。このシーンでもまた涙。
そして、いちばんの推しポイント1幕のラストでは、オズ陛下に会うことを夢見ていたエルファバがオズ陛下にやっと会えたというのに期待を裏切られ、さらにエルファバが国民の敵だと嘘を伝えられてしまいます。
そんな中エルファバは、みんなから敵と思われても強く生きる、自分が信じた道を行くという強い決意の歌として「自由を求めて(Defying Gravity)」を歌います。
この歌がもう、言葉では語り尽くせないくらい心を震わせ、母と私は大号泣。
1幕の終わりで休憩に入ったのですが、トイレに並びながらも「なにこれ?」「涙が止まらない」涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらトイレに並ぶという不思議な状況。休憩中も涙が止まらず出てきました。(笑)
「こんなに歌で泣く経験は過去にも未来にもないかもしれない・・・」というほど。
小林美沙希さんの大迫力・大声量・伸びやかなのに芯のある歌声、切なくも強い信念・決意感じるエルファバの演技、後光が指しているかのような演出で大空に高く舞い上がったエルファバ。
母とも「あれはもう泣くしかない」と興奮しながら話していました(笑)初めての劇団四季ウィキッドの観劇で一瞬で小林さんの虜になってしまいました・・・。
グリンダ役の山本さんも可愛くて見ていて楽しい演技でした^^あと、個人的にはフィエロ役のカイサーさんが、ビジュが理想のフィエロすぎてかっこよかったです!
2025/4/5 第2回目の劇団四季ウィキッド

二回目のウィキッドは、エルファバ役はまたまた小林美沙希さん、グリンダは中山理沙さん、フィエロ役は武藤さんという方でした。
今回は、1幕よりも2幕に力を入れているのかなというような演出になっていました!
演者の方の声量を出すところが、1幕ラストももちろん声量がすごいのですが、2幕以降の物語の終わりにかけて盛り上がりを持たせようとしているのかな・・・?と感じました。
まだ二回目なので勝手な憶測に過ぎませんが、毎日公演の中でも変化を持たせながら観客の反応などを見て調整しているのかなと母と分析してました
私的には正直いうと一回目の小林さんが凄過ぎて忘れられなかった(基準がそれになってしまった。汗)ので、少し心残りがありました。(←何様やねん)
中山さんグリンダは、山本さんグリンダとはまた違ったキャラで面白過ぎました!髪の毛を揺らすシーンでの「きらきらー」の言い方が高過ぎて消えそうなところもお茶目(笑)
2025/5/4 第3回目の劇団四季ウィキッド

今回も、ほぼ同じキャスト!エルファバ役は小林美沙希さん、グリンダは中山理沙さん、フィエロ役はカイサータティクさん。
4月から3ヶ月連続で通っているウィキッド、さすがに慣れてきてこの日は特に期待はしていなかった。(私的には、前回が少し期待とは違ったので)
しかし、1幕ラストの「自由を求めて」のシーンが大好きな私でしたが、この日特に泣けたのはフィエロとエルファバが結ばれる(?)シーン。
小林さん、なんか演技に磨きがかかっていないか・・・切なく女性らしい表現に魅了されたし、みんなから悪者として追われながらも本当に好きな人と気持ちを通わすことのできた喜び、いろんな感情が伝わってきて非常に泣けました。。。
カイサーさんフィエロの甘い歌声もキュンとするしロマンチックで、トキメキの感情を覚えました。二人の相性がいい気がする!
あと、中山さんグリンダの声量って結構すごくないか?と改めて感じました。あれだけの高音を安定して声量もありつつハキハキと言葉も聞きやすく歌える。。。一体どれだけ練習したんだろう、努力と才能の塊だなと感じました。
2025/6/14 第4回目の劇団四季ウィキッド

そして、最後のウィキッドのエルファバ役は、初めての江畑さん。この方はベテランで10年前のウィキッドの公演に出ていた方らしいです!
そして、グリンダは山本さん、フィエロはカイサーさんです。
今までずっとエルファバ役は小林さんだったのもあり、始まる前までどんなエルファバに会えるのだろうとずっと緊張していました。
しかし、始まってからはスッと物語に入り込むことができ新しいエルファバだなと感じることができました。
私は小林さんで慣れてしまっていたので、最初の方は歌い方や声の違いに(言い方は少し良くないですが)少し違和感を持って見てしまいました💦
ですが、演技力がすごかったり小林さんの時には見れなかったアドリブのようなセリフがあったりと、さすがベテランだなと感じられるところが多かったです!
小林さんは、少女のような感情が顔や態度に出ちゃうような少しお茶目そうなエルファバだったとしたら、江畑さんは少し声が低めで、長女らしいしっかりしたエルファバなのかな〜なんて感じました!
いろんな演者の方を見ることができて、比較することができ面白かったです!
劇団四季ウィキッド 私の推しキャストは?
私の推しキャストは、エルファバ役の小林美沙希さんです!
この方は、2019年に劇団四季に入団され、オペラ座の怪人でアンサンブルを経て今回ウィキッドで初のプリンシパル(主役)を演じられた方です。
小林さんは、小さい頃に劇団四季のウィキッドをみて、自分がこの作品にでて舞台の上から観客を見ている姿が想像でき、そこから劇団四季ウィキッドに出ることを目指したそうです。
そして、デビューしてすぐにウィキッドのエルファバとして、オリジナルキャストを務め、夢を叶えることができた彼女。
もうこの話を聞いたときは、本当にエルファバぴったりの信念を持った女性だなぁっておもいました。自分を信じて努力してきた強い女性なんだなって。私たちには到底できないような努力をしてきて掴み取った夢。
そんな人が演じた作品を見て感動しないはずがないよね。。。本当に「どんな夢もいつかは必ず叶う」って勇気をもらえました。
歌でこんなに心が動いたのは初めてでした。小林さん、エルファバを演じてくれて感動をくれてありがとう。大好きです。またウィキッドの作品でお会いしたい、いやそれ以外の作品でも小林さんが出演する作品は追っかけていきたいと思ってます!!
劇団四季ウィキッド 好きな曲
劇団四季ウィキッドの作品で私が好きな楽曲を紹介します!
1.魔法使いと私
この歌は、父親からは憎まれ周りの人からも誤解されていきてきたエルファバが、シズ大学で初めて自分の能力を認められ、ずっと苦しい時を過ごしていたエルファバが未来に希望を持つことができる曲です。
この歌を聴いているとエルファバの希望に満ちた感情が伝わってきて自分までワクワクしてきます。伸びやかな歌声で聴いていても歌っていても気持ちの良い曲になっています!
ウィキッドで最初に好きになったのは「自由を求めて」ですが、だんだんと好きになっていったのはこの曲。エルファバが嬉しそうで生き生きしているので今ではいちばん大好きな曲です!
ちなみに、「できるわ〜かならず」の「できるわかなら」の7音は映画オズの魔法使いの「虹の彼方へ」の最初の7音になっているそうです!最高な仕掛けですよねo(^o^)o
2.自由を求めて
「自由を求めて(Defying Gravity)」は、エルファバがオズ陛下やモリブル先生に裏切られ、国中の敵とされてしまう中でも、強く自分を信じて自由に生きていくわと力強く歌う曲です。
ウィキッドといいえばやっぱりこの曲と言えるとても重要な曲です。
この曲を聞いて、自分も周りのルールやしがらみに縛られず自分を信じて自由に生きたい。いや、生きると決意させてくれたそんな曲でした。
「自分の心に嘘をつかずに」「信じた道を進むのよ」そんなメッセージが刺さる人も多いのではないでしょうか?
劇団四季ウィキッド 日本語版キャストのCDはある?
劇団四季公式のオフィシャルショップにて、劇団四季創立55周年(2008年時)記念企画の一環作品のCDが販売されています!
注意点はCDの収録キャストは、2008年時点で演じられていたキャストさんです。エルファバは濱田めぐみさん、グリンダは沼尾みゆきさんという方です。
濱田みゆきさんという方のエルファバも当時すごく人気で小林さんのように歌声が素晴らしい方です。音源聴きましたが、確かに小林さんと似ていてすごく好みの声でした(涙)濱田めぐみさんのエルファバも見て見たかった・・・
小林さんが好きな方は特にCDを買うのはおすすめです!
ちなみにオンラインショップで買うよりも、Amazonで買った方が安く買えます(小声)公式だと送料もかかるので安く買いたいならAmazonがおすすめです。ちゃんと中身も同じとのことで、私もAmazonで買いました笑